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2011年12月23日

第2話 映画と恋の因数分解


第1章 式の計算
 3 因数分解
 

「第2話 映画と恋の因数分解」


「こんなモノ勉強して社会に出てから役に立つのか?」ランキング2位が因数分解です。(タテノ調べ)

馴染みの薄い「因数」という言葉を含んだ四字熟語から受ける印象でややこしそうなイメージになってるのかもしれませんが、
学生時代に因数分解は割合好きだったという人も多いんじゃないでしょうか。
2節の「多項式の乗法」で学んだ展開という計算は、メンドくさい単純作業でしたが、
因数分解は、その展開とは逆の作業で、スッキリとした解答が出てパズル的な楽しみがあるからです。

因数分解_04

そんな因数分解、「三角形の面積を求める公式」より、よっぽど頻繁に日常生活には見つけることができます。
それはどういうことか?



(記事後半につづく...)

(※ クリックで画像拡大します。)
因数分解_01

因数分解_02

因数分解_03
(※ クリックで画像拡大します。)

第1話でも触れましたが、数字を文字に置き換える代数学は論理的思考の手段です。
「それでも地球は動いている」と言った天才ガリレオ・ガリレイは「神は数学の言葉で自然という書物を書いた」という名言も残しました。
つまり、数学を学ぶことが、この世の中の「こうやったら、こうなるゼ」の理解につながるってことです。
「数学Ⅰ+A 第1章 式の計算 3 因数分解」で学んで、鍛えることができる論理的思考も、日常生活に役立ちます。

因数とは、つまり要素です。ファクター。
因数分解とは、あるモノがどんな要素が掛け合わさっているかを見極め、分ける作業です

具体的には、たとえばオーケストラの指揮者。
指揮者はミュージック因数分解のプロです。
一つの楽曲を聴いて、それがヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、オーボエ、フルート、トランペット、ティンパニ、etc...、どんな音で構成されているか聴き分けることができます。
オケ演奏中なんかは、音の展開・因数分解の連続とも言えるでしょう。
それができるからこそ、たとえば、「この部分は少し迫力に欠けるので、もっとチェロの低音を効かせよう」という調整を加え、より高いクオリティを目指すことができます。

音楽の他にも、料理・機械・絵画・商売...様々なことが因数分解して考えることができます。
楳図ちゃんが話してた映画のカット割りを因数分解で考えるというのは、 『コマ大数学科特別集中講座 』 にて北野武監督が語られていた手法です。
バラエティ番組でディレクターが「ココからココまでは同じような事の繰り返しだから、ゴッソリくくってナレーション処理だなー」と編集するのも似たような事です。

まぁでも、以上のことは確かに因数分解なんですが、それぞれ「因数分解してるぜ、オレ」というような自覚はないですよね。
つまり因数分解は、数学のお勉強の世界だけの特別なことではなくて、どんな場面でも使える基本的かつ重要な論理的思考です。

もし複雑でゴチャゴチャした状況を抱えてしまったとしても、因数分解を思い出して、それを解くようにして、
整理して冷静に対処すれば、よりスムーズに解決できるはずです。


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